【飲料】青春追憶、粉末ソーダ水　「渡辺のジュースの素」「タケダのプラッシー」 [06/05/17]

　◇悲しいほど、おいしかった

　陽光にかざすコップのなかでシュワーと泡立つジュース。生まれては消える無数の泡のなかに、
青春の思い出を詰めながら、飽かず眺める私がいた。40年ぶりに飲む粉末ソーダ水。コップにつく
水滴が涙にも思え、悲しいほどにおいしかった。【津武欣也】

　◆ホホイノホイともう一杯　渡辺のジュースの素

　はがきを手にしたとき「ウーム」の声と同時に、なんとも言えない懐かしさが込み上げてきた。
「『ホホイのホイともう一杯　渡辺のジュースの素です　もう一杯……』。CMの音楽がまだ耳に
残っています。もう一度、あの粉末オレンジのジュースを飲んでみたいのです」。大阪市住吉区の
山本俊子さん(56)からの便りだった。

　昭和30年代半ばから40年代初め、テレビのチャンネルをひねると、エノケン(榎本健一)さんの
ダミ声に乗ってこのCMが流れてきた。1杯分が5円。手軽で安く、おいしかった。だが、一時代を
画した渡辺製菓の社名は既にない。1969(昭和44)年9月、米国で人工甘味料チクロの製造販売が
禁止になった3年後、カネボウ食品(現・カネボウフーズ)に吸収合併されていた。

>>2-3に続く


▽News Source　MSN-Mainichi INTERACTIVE　毎日新聞　2006年5月17日　東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20060517ddm013100142000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/images/20060517dd0phj000012000p_size6.jpg
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　あの粉末ジュースの素は残っているだろうか。東京都内の本社を訪ねたが、無理な相談だった。
「商品が劣化しますから、資料としても保存していません。5年ほど前なら、その時代を知る人も
多かったのですが、皆さん定年になって」と生産管理部長の倉田泰夫さん(54)。粉末のオレンジ
ジュースは消えていたが、その流れをくむ「グレープソーダ」と「メロンソーダ」は今も健在で、
合わせて年間300万袋を販売している。「駄菓子屋でも売られ、粉をなめながら遊んでいたのを
覚えています。当時の味を残すものでは粉末ソーダだけが生き残った」と倉田さん。

　5月半ば、渡辺製菓時代の社長、野原義禮(義則)さん(70)を訪ねると、手元に1冊のパンフレット
と「しるこの素」の小袋があった。最盛期の1966〜67年ころの粉末ジュース販売は、渡辺製菓
だけで年間50億杯分。

　「全国民が年に50杯飲んでいた数字です。シェアは9割以上。その強みが結果的にマイナスと
なった」

　粉末ジュースの登場は56年ころ。甘みは砂糖を使っていたが、水に溶けにくいのが難点だった。
その難題をぶどう糖と人工甘味料のチクロでクリア、湿気を呼ばない包装方法も考案し、1杯分が
5円の粉末ジュースを実現した。大学卒の初任給が1万円あるかどうか。バヤリース・オレンジや
コカ・コーラが1本30円の時代だった。

　「手軽で、しかもおいしい。この値段なら毎日でも飲める。そう思いましたね」と野原さん。
テレビCMも効果をあげ、スーパーの店頭にヤマのように積んでいた商品が1日でなくなった。
「チクロ騒ぎのあとは、あんなに売れていた商品が貨車で返ってくる。無念で、残念で……」

　そんな思い出を話す野原さんが別れ際、何度もこう言ってうなずいた。

　「そうですか。渡辺のジュースの素に、あの味にもう一度会いたいとおっしゃる方がいるん
ですね。うれしいなあ」

　◆粒粒入り「タケダのプラッシー」

　◇給料日の次の日に飲んだ瓶入り高級ジュース

　粉末ジュースが登場したころ、お米屋さんの店先で売られる瓶入りジュースがあった。
「タケダのプラッシー」。210ミリリットル入りで1本20円。ビタミンCを添加したジュースに、
ハイカラ感のある果肉の粒々が入っており、ちょっと高級なジュースだった。そのプラッシーを
千葉県市川市の小林幸子さん(52)は「給料日の次の日でないと飲めなかった。もう一度飲みたい」
という。

　そう言われれば、確かに見掛けなくなった。

　だが、プラッシーは4年間の空白のあと、98年にリニューアルして再登場。米屋ルートや通信
販売で年間150万本(5万ケース)が販売されている。「初代プラッシーの発売は長嶋茂雄選手が
巨人に入団した昭和33年。40年代末には年間3億本を販売していた」と武田食品（現・ハウス
ウェルネスフーズ）の濱崎稔・営業推進室長。

　新プラッシー(果汁30％)は果汁を温州ミカンからバレンシアオレンジに変え、ビタミンCも
増やした。「タケダが手掛けた最初のジュースだけに、このブランドは守りたい。そんな思いでの
復活でした」。生を受けたものは、人々にさまざまな思い出を刻んでいる。

プッシーってやらしい名前やね

チクロは結局無罪だった

飲みすぎてみどり色のうんこでてたなぁ

そもそもタケダの飲料部門てどっかに
売却されるんじゃなかったっけ？

ぷっしー

チェリオでオレンジ色や紫色に染まったベロを見せあいっこしたなあ

>7
サントリー？

ああ、お米屋さんのジュースか。

カップライスも復活希望

ファンタの瓶に刻まれたマークが
●か■かで味が違うと論争した昭和４０年代前半

フルフルなら飲んだ

プッシー＝おまんこ

小林幸子さん(52) ww

>>1
喫茶店のメロンソーダって粉末ジュースの素じゃなかったっけ？

>>7
ハウス食品
ttp://www.yakugakuseishokun.com/news.asp?ncode=139

高校の自販機、プラッシーしかなかった
だからｲﾔでも青春の味・・・

ニッポーのシャンパンソーダってまだ売ってるのか？

粉末ジュースは食べると舌がえらいことになった・・・

ソーダとサイダーの違いは？
苛性ソーダっておいしいの？

凍らせていないパピコみたいな形をしたやつで、
フタをねじると粉末が入ってソーダになるのがあったな。

幼い頃、国語辞典でちょっとエッチな言葉を探してハァハァしている時、
「乳首」のらんのちかくにいつも「チクロ」あった。

忘れ得ぬ思い出だが、チクロについては何も覚えていないし何かも知らない。

富士コーラ飲みたいな

>>23
あったな〜ソーダ味のやつ。
あのソーダ粉末は妙に甘くて美味かった気がする。

>>17
かき氷のメロンシロップに炭酸水で出してるよ

>>20昨日飲んだw

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>>22
おいしいというより体にいいから毎日飲め。

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