米Revenue Scienceは,オンライン広告に対する消費者の意識を調査
した結果を米国時間4月27日に発表した。それによると,消費者の55%が,
個人の興味に基づいたオンライン広告を「役立つ」「非常に役立つ」と感じて
いることが明らかとなった。
個人の興味に基づいたオンライン広告が表示されることについて,
「コンテンツにお金を支払うよりは,これらの広告を受け入れる方がよい」
という回答者は 86%にのぼり,2004年の調査時と比べて7ポイント上昇
した。また,消費者の63%が「販売事業者は,消費者の嗜好を把握した
上で広告を配信すべき」と答えた。
クッキー(Cookie)をハード・ディスク(HDD)から削除する頻度を尋ねた
ところ,「かなり頻繁に削除している」人はわずか8%で,2004年の18%
から減少した。一方,「削除したことがない」は24%で,2004年の11%を
大きく上回った。
「消費者のクッキーに対する懸念は薄れている。消費者の63%は,
自分の好みや興味に合ったインターネット広告であれば,Cookie使用の
有無にかかわらず,クリックする傾向にある」(Revenue Science社CMO
のOmar Tawakol氏)
調査は,Revenue Science社から委託を受けた米Ponemon Instituteが,
消費者1700人以上を対象に実施した。
ソース(IT Pro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20060428/236635/