主要企業による2006年度の大卒者の中途・通年採用数が、前年度比15.4%増えることが
日本経済新聞社が25日まとめた採用計画調査の最終集計でわかった。07年春の新卒を含めた
採用計画全体に占める比率は約14%。平均7人に1人は定期入社以外での採用となる。
景気回復に伴い電機や外食が即戦力の獲得を急いでいる。(関連記事・詳細を26日付の日経本紙、
日経産業新聞、日経MJ、日経金融新聞に、詳報を30日付特集で)
他社からの転職を対象とした中途と春以外の時期に採用する通年の合計採用数は、計画が確定
した569社で1万9430人。これに対し07年4月に入社予定の大卒定期採用は計11万4928人(最終集計、
対象2101社)。
業種別で中途・通年採用の前年度比伸び率が高いのは電機(29.8%増)、外食サービス(26.2%増)。
三菱電機は工作機械などが好調で技術者を中心に45.5%増の160人、すかいらーくは出店増に備え
45.3%増の276人に拡充する。製造業で最も多く中途・通年採用を計画しているのは東レグループで
約300人。航空機やデジタル家電向け素材開発の技術者を増やす。
▽News Source NIKKEI NET 2006年4月26日00時01分
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060426AT1D2503R25042006.html