セキュリティソフト大手の米Symantecが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で、
10億ドルの税金が未納になっていることを明らかにした。大部分はVeritas Softwareの
買収にまつわる監査に関連している。
Symantecは昨年夏にVeritasを105億ドルで買収して以降、株価が下落している。同社
の説明によれば、2000〜2001年分の税金不足分および利息と罰金を支払う必要がある
と米内国歳入局(IRS)から指摘された。
同社によれば、Veritas関連で支払うべき税額は、罰金と利息を除いて9億ドルとなる。
また、Veritasと米国外の子会社との間の技術ライセンス合意に関連した移転価格に
ついてもIRSからの指摘を受けたという。
これら監査を総合すると、Symantecの未納額は少なくとも10億ドルに達することになる。
Symantec執行副社長兼CFOのジェームズ・A・ビアー氏はSEC提出書面の中で、同社
はIRSの立場に同意しておらず、租税裁判所でこの評価額に対して反論する意向だと
表明している。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/19/news013.html