【司法】複数融資の一部返済延滞、一括返還請求認める…最高裁 [4/18]

銀行から複数の融資を受け、それぞれ分割返済している債務者が、そのうち一つでも
返済が出来なくなった場合、銀行は約款に基づいてすべての融資についてただちに
全額の返還を求めることが出来るかどうかが問われた訴訟の上告審判決が１８日、
最高裁第３小法廷であった。

浜田邦夫裁判長は、すべての融資について返済を求められるとの判断を示し、銀行側
敗訴とした２審・東京高裁判決を破棄し、銀行側逆転勝訴の判決を言い渡した。

訴えていたのは、１９８９〜９３年、旧富士銀行（現みずほ銀行）から四つの融資
（計１億４４２０万円）を受けた東京都杉並区内の女性。この女性はそれぞれの融資について、
月額約７万〜６４万円ずつ返済する契約を結んだが、うち二つの融資で９８年から
約３年間返済が滞った。その結果、銀行側から四つの融資の一括返還を請求されたため、
返済が滞っていない残り二つの融資について分割返済を続けられることの確認を
求めて提訴した。２審は女性の訴えを認めていた。

（2006年4月18日12時1分 読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060418i104.htm

ｏｋ

消費者金融の変わりに銀行の取立てが厳しくなるのか
よく分からん世の中だ