【経営再建】西武グループ再編完了　重点ホテル200億円投資　沿線開発　再上場に課題 [06/03/28]

　西武鉄道グループは二十七日、持ち株会社制度移行に伴う再編手続きを完了した。西武鉄道と
プリンスホテルを中核事業会社とし、レジャー企業集団として再出発を切る。今後二年間で箱根
など重点地区のプリンスホテルに約二百億円を投資し、提携企業の支援も得ながら再上場を当面
の目標とするが、大株主となった投資会社の動向に加え、沿線資産の活用・開発など、課題も
積み残されている。（柿内公輔）

　「西武ホールディングス（ＨＤ）」の後藤高志社長は二十七日、「形はできた。これからは
財務や収益の基盤を強化し、スピード感をもってやっていきたい」と再建に強い意欲をみせた。

　西武グループは今回の再編で経営と執行を分離し、中核持ち株会社の西武ＨＤがグループ経営
を統括。西武鉄道は引き続き鉄道事業を担い、旧プリンスホテルと旧コクドが合併した新プリンス
ホテルがホテル・レジャー事業を担当する。

　大株主の堤義明前コクド会長の影響力を薄めるため、投資会社の米サーベラスや日興プリンシ
パル・インベストメンツを引受先に、グループ全体で千六百億円の増資も実施。鉄道事業における
安全対策や、新規投資も積極的に進める。「平成二十年度にも再上場を目指す」（後藤社長）が、
再建を加速するため、積極的に提携戦略も展開中だ。

>>2に続く


▽News Source　Sankei Web（産経新聞【2006/03/28 朝刊から】）
http://www.sankei.co.jp/news/morning/28kei001.htm
▽西武グループ
http://www.seibu-group.co.jp/

　その柱が、西武百貨店とそごうを傘下にもつミレニアムリテイリングとの資本・業務提携で、
カードの相互利用などの共同事業を検討中だ。ミレニアムがセブン＆アイ・ホールディングスと
経営統合し、「駅ナカ」などの商業施設の展開に、「国内最大の流通グループのノウハウ吸収が
期待できる」（西武グループ幹部）のは大きい。

　伊藤忠商事が二十億円、京浜急行電鉄が七億円をそれぞれ出資することも決まった。

　ただ、今後に向けて不安材料もある。増資を引き受け大株主となったサーベラス、日興プリンシ
パルの両社の保有比率は計４５％。両投資会社が短期間に保有株を売却する可能性は否定できず、
売却時期や売却先によっては、経営を左右する。

　遅れた沿線開発や、一部老朽化した保有資産の見直しも課題。収益力の低い施設はリストラを
急ぐとともに、プリンスホテルをブランド別に再構築。十九年度までの二年間で、箱根など重点
地区のホテルに約二百億円を投じ、施設のリニューアルなどを進める。

　堤清二元セゾングループ代表ら創業者一族との間では、コクド株所有権をめぐる係争が泥沼化。
一月末には西武ＨＤの役員候補三人が就任を辞退するなど、経営体制でも混乱がみられる。

　人口減少で鉄道収入は頭打ちのほか、ホテル・レジャー事業の強化など、経営陣の正念場は
これからだ。

西武グループ

鉄道
ホテル
荒川

性部グループ

パチンコ
公害化学
関西地上

運輸は？

荒川の存在がマイナスイメージを緩和させてるのが凄いな。

早く所沢駅両側の再開発計画まとめてください。