>>1 合弁の音楽事業会社 ソニー、買い取りが焦点 −独ベルテルスマンの持ち株売却観測で−
ソニーと音楽事業の合弁会社、ソニーBMGを組む独ベルテルスマンが持ち株の売却に動くとの観測が
27日、浮上した。実際に売却された場合、ソニーは買い取りも含め、対応を迫られる可能性が出てきた。
ソニーBMGは、ソニーと独メディア大手ベルテルスマンが折半出資で2004年8月に設立した世界
第2位のレコード会社。英フィナンシャル・タイムズは27日付で、ベルテルスマン側が持ち株の売却準備
に入ったと報じた。
ソニーBMGでは今年に入ってベルテルスマン出身者とソニー側が送り込んだ役員による内紛が表面化。
2月のトップ交代で事態の収拾を図ったばかりだった。
ソニーのグループ運営を担うハワード・ストリンガー会長は音楽事業を「グループの核(コア)事業」と位置
づけている。ベルテルスマンの持ち株が放出されると、ソニーにとっては大量の株式が第三者の手に渡る
リスクが生じる。
ただ、ベルテルスマン保有株の価値は総額で2千億を超えるとされ、エレクトロニクス事業の再建を急ぐ
ソニーにとって株式買い取りは、大きな負担になりかねない。今後、ソニーがグループとして買い取りに
応じるかどうかが焦点となる。
一方、ベルテルスマン側は、年明けから同社に25%出資するGBL(ベルギー)が、同社株の売却を狙って
株式公開を迫っているため、GBLから自社株の買い取りを急いでいる。この買い取り原資を確保するため、
ソニーBMGの持ち株売却を真剣に検討しているもようだ。
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ttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060211AT2M1100C11022006.html …iTMS充実のために「ディズニー」が買わないかなぁw>放出株