■戦略重点62項目
小泉純一郎首相が議長を務める総合科学技術会議は、二十二日に開かれた本会議で、四月一日からスタートする
国の五カ年計画「第三期科学技術基本計画」(二〇〇六年度−二〇一〇年度)と、投資を六十二の国家プロジェクトに
選択・集中するという内容の「分野別推進戦略」を決定した。二十八日の閣議で正式決定する見通し。
第三期基本計画は、昨年十二月に予算額が第二期実績(二十一兆六千億円)比の16%増となる二十五兆円と
決まった。財務省などは増額の条件として重点配分の一段の“メリハリ”を求めており、今回新たに指定された
「戦略重点科学技術」には今後、毎年予算を大幅に増額していく。
六十二プロジェクトが〇六年度単年度の予算(約三兆六千億円)に占める予算額は約8%(二千八百六十六億円)。
基礎科学や研究基盤の整備などを除く「政策課題対応型の研究開発」(一兆八千億円)に対しては約16%となる。
基本計画は五カ年間だが、六十二プロジェクトのうち「次世代スーパーコンピューター」「海洋地球観測探査システム
」「X線自由電子レーザー」「高速増殖炉(FBR)サイクル技術」「宇宙輸送システム」の五プロジェクトについては、
特に長期的な戦略の上で重要とし、「国家基幹技術」と位置づけた。
以下はこちらで
FujiSankei Business i. (2006/3/23)
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200603230032a.nwc 総合科学技術会議
http://www8.cao.go.jp/cstp/