米タイム・ワーナー傘下のワーナー・ホーム・ビデオは16日(米国時間)、次世代DVDの「HD DVD」規格の映画ソフトを、
米国では4月18日から販売すると発表した。従来は3月28日の予定だったが、半月以上ずれ込む。HD DVD陣営は3月に再生機を発売予定で、
滑り出しに微妙な影響を与えそうだ。
ライバルのブルーレイ陣営は、5月23日から再生機とソフトを販売する。HD DVDは、2カ月先行できるはずだったが、半月の遅れは大きい。
他の映画会社の動向にもよるが、両陣営はほとんど同時にスタートと言っていい状況になった。
ワーナーの第1弾は「ミリオンダラー・ベイビー」「ラスト・サムライ」「オペラ座の怪人」など3作品。4月から5月にかけて、
「バットマン・ビギンズ」「マトリックス」など17作品を追加する。
希望小売価格は28.99ドルで、現行DVDより多少高くなった。一方、ブルーレイのソニー側は、価格は発表していない。
HD DVDはブルーレイより低コストとうたっているだけに、両規格の価格差が注目される。
HD DVDではメニュー機能も改良。映画をいったん停止しなくても、メニューを表示可能になったという。
タイム・ワーナーは、ブルーレイにも対応すると表明しているが、HD DVDが先行することになった。【南優人/Infostand】
ワーナー・ホーム・ビデオ
http://www.dvdwb.com/ 2006年3月17日
ソース:
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/solution/news/20060317org00m300081000c.html 748