【モバイル】米携帯デジタル放送「メディアフロー」 世界標準化へ攻勢 [06/03/03]

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1明鏡止水φ ★
「ワンセグ」に出遅れ感

 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=冨岡耕】携帯電話で高精細なデジタル放送が受信
できる次世代携帯技術で、世界標準化を狙う競争が本格化しそうだ。同技術の核となる
米クアルコム社の半導体を採用したデジタル多チャンネル放送が全米で今秋にも始まるのを機に、
世界の通信大手二十五社が採用を決定したためだ。四月に日本でスタートする「ワンセグ」など
世界の携帯向けデジタル放送方式は五種類ほどあるが、クアルコムの世界標準に向けた攻勢が
今後、一気に強まりそうだ。

 米国で始まる携帯向けのデジタル多チャンネル放送「メディアフロー」は有料だが、ドラマや
バラエティーなどが約二十番組、短時間のニュースなどいつでも好きなときに視聴できる蓄積型が
約四十番組、音楽が約十番組選べる。米携帯電話大手ベライゾンがサービス提供する。

 クアルコムが一日(日本時間二日未明)、米本社で行った同技術の初公開の場で、メディア
フローUSAのジーナ・ロンバルディ社長は「非常に精細な映像で競争力も高い」と自信を見せた。

 すでに米国では放送用周波数を新規取得済みで、端末は韓国サムスン電子とLG電子が開発する
ことが決まっているほか、関連団体には京セラやシャープ、三洋電機など日本メーカーも名を
連ねている。

>>2に続く


▽News Source Sankei Web(産経新聞【2006/03/03 東京朝刊から】)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/03kei001.htm
▽QUALCOMM
http://www.qualcomm.com/
▽QUALCOMM JAPAN
http://www.qualcomm.co.jp/
2明鏡止水φ ★:2006/03/03(金) 07:41:18 ID:???
 クアルコムが攻勢をかけるのは、世界水準に比べてメディアフローの技術的優位性が高いからだ。
同放送はテレビと同じ一秒間あたり三十フレームで、ワンセグ(一秒間に十五フレーム)の二倍。
動きの激しいスポーツ番組や小さな文字を鮮明に映すことができる。

 クアルコムは現在、日本ではKDDIと提携して商用サービスの可能性を模索中。また、総務省の
電波開放で利用が見直される予定の710−722メガヘルツの免許取得に乗り出す方針を
打ち出している。

 クアルコムのシニアディレクター、オマール・ジャベード氏は、「有料放送のモデルとして
メディアフローは受け入れられるはず」と意欲的だ。

 今のところ総務省はワンセグを推進、新たな電波付与の可能性は不透明だが、もともと限られた周波数を有効利用するために開発された日本独自のワンセグは「技術的水準は高い」(総務省幹部)ものの、世界の業界標準を獲得するのは困難な情勢。

 第二世代携帯電話では独自仕様の技術だったために世界標準に取り残され、端末メーカーの
国際競争力で後退を余儀なくされた日本。「放送と通信の融合」の主軸の一つとなる携帯向け
デジタル放送ワンセグで挽回(ばんかい)を狙うが、携帯電話向け放送技術の“巨人”、
クアルコムの強気の攻勢で、早くも世界標準競争に出遅れ感が出てきた。


【会社概要】クアルコム

 1985年に現会長のアーウィン・ジェイコブス博士らが設立。米カリフォルニア州サンディエゴ
に本拠を構える無線通信技術開発の大手企業。日本ではKDDI(au)が採用している第3世代
携帯電話の無線通信技術「CDMA」を世界各国の携帯電話会社に提供している。
社員数は全世界で8000人超。04年9月期の売上高は49億ドル(約5688億円)
3名刺は切らしておりまして:2006/03/03(金) 07:57:43 ID:n8W+no9s
無理に独自のワンセ具にこだわる必要ないよ
4名刺は切らしておりまして
>>2
ハイビジョンといい、スパコンといい、役人が関わると、とことん敗北
するなw 国際感覚が全然ない。 貧乏神だわ