【経済教育】ビジネスゲームで経済を教える 東京 竪川中 [06/02/23]

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1明鏡止水φ ★
 東京都墨田区立竪川中学校の三橋秋彦教諭は、3年生の選択社会科の授業でシミュレーション
ゲームを使って経済を教えている。2月9日と16日の2回にわたり、パン屋を経営する
「ベーカリー・ゲーム」を使った。講義を聞くだけでは理解しにくい社会経済のしくみに“参加”
して自ら考えることがねらいだ。【岡礼子】

 ベーカリー・ゲームは、横浜国立大学の白井宏明教授が5、6年前に大学生・社会人向けに開発
した入門用のビジネスゲーム。同大の授業などで使っているほか、長崎大、高知大、筑波大大学院
などに提供している。白井教授は「ルールが簡単なので中高生でもできるが、うまく経営するのは
難しく、社会人でも黒字にできないことがある」と説明する。

 「ベーカリー・ゲーム」は、町の商店街の貸し店舗を借りてパン屋さんを始める設定。資本金や
家賃、材料費などが決められており、生徒は2人ずつのグループに分かれて、仕入れる生地の数、
製造するパンの数、パンの値段を決め、売り上げを競う。パンを焼くのに1日かかるという設定の
ため、仕入れた生地は明後日店に並ぶ。生地の状態で冷凍できるため、製造の段階で数を調整する
こともできる。1日ごとに、自社の売り上げ、在庫数、資金収支などが表示されるほか、
各グループの販売状況が比較できる。

>>2に続く


▽News Source MSN-Mainichi INTERACTIVE 毎日新聞 2006年2月23日 20時24分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20060224k0000m040083000c.html
▽横浜国立大学ビジネスゲーム
http://ybg.ac.jp/info.cgi
2明鏡止水φ ★:2006/02/24(金) 22:13:33 ID:???
 始めた直後、子供たちが決めたパンの値段は、350円〜1200円までと幅広かった。この
ゲームではパンの原価は500円と決まっている。ゲームを始めてみると、高価格を設定した
チームのパン屋には客が来ないことが分かるため、だんだんと安値にするチームが増える。値段を
下げて客を増やす方法にこだわる子供たちを見て、三橋教諭は「安くした方がいいというのは
買う側の視点。消費者の感覚から抜けられていない」と評した。高値をつけて仕入れを減らし、
黒字にする方法もあるが、その発想はなかなか出てこない。

 この日は、授業が終わる間際に誤って45円の最安値をつけたグループがあり、他のグループの
店の客が0人になってしまった。大幅な原価割れで、値段をつけた店も黒字にはならない。
生徒たちから口々に「そんなに安くされたら、みんなつぶれる」という声が挙がり、三橋教諭は
「商店街では安売り競争をするけど、みんなのためにならないね」と説いた。

 このゲームを使って「客数を予想して価格を設定する」「売り上げがあってもコストがかかると
黒字にならない」「原価に利潤を足して価格を決める」−−などを学べるが、三橋教諭は
「具体的に学んだ内容はひとりひとり違っていい。生徒たちが経済のしくみに参加して、結果を
予測しながら、次の行動を一生懸命考えることが大事だ」と話す。

 子供たちは「1日目は一番売れたのに赤字だった。初日は(必ず)赤字になるのかと思った」
「品切れしないように、安すぎず高すぎず商売しなければだめ」「みんなが原価割れだと適性価格
がつけられない」−−など、気づいたことをワークシートに書き込んだ。

 授業を通じて、三橋教諭が子供たちに身につけてほしいと考えているのは、「推論する力」だ。
常に「なぜ?」という疑問をたて、どうすれば検証できるかを考えることで、社会事象を認識
できるようになるという考えからだ。しかし、中学生にとって、疑問をたてること自体が難しい。
授業ではシミュレーションゲームを使い、仮説と検証を繰り返して学ぶ。
3名刺は切らしておりまして:2006/02/24(金) 22:16:07 ID:UkSbV8ii
capitalism2は結構おもろい
4名刺は切らしておりまして:2006/02/24(金) 22:17:46 ID:I5JGZdVd
性教育より悪いと思う。
5名刺は切らしておりまして
人生ゲームM&A