◇景気の一致指数、12月も上向き 9指標すべて改善
内閣府が6日発表した05年12月の景気動向指数(速報)は、景気の現状を示す
一致指数が100.0%だった。景気の上向き・下向きの目安となる50%を5カ月連続で
上回ったことから、基調判断を「改善を示す水準にある」とし、前月まであった
「このところ」との表現を削った。
指数は、構成する11の景気に敏感な経済指標のうち、3カ月前に比べ改善した
指標が占める割合で示す。このうち速報時点で分かるのは鉱工業の生産指数や
卸売業の商業販売額など9指標だが、これらすべてが改善した。
内閣府は、従来の景気拡張要因に加え、厳しい寒さで冬物衣料や鍋料理の材料、
石油ストーブの売れ行きが好調だったほか、豪雪の影響で住宅の補修が増えたなどの
季節的要因も働いた。
数カ月先の景気を表す先行指数は80.0%。遅れて動く遅行指数は50.0%だった。
ソース(朝日新聞)
http://www.asahi.com/business/update/0206/105.html