【海外】版権物の同人誌販売活動を禁止に 米OTAKON

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1ムーンマーガレットφ ★
 アメリカの大手アニメコンベンションとして知られるOTAKONは、今年から同人作品発表の
アーティスト・アレイで、著作権者の許諾を受けていない同人作品の販売を認めない方針を
だという。OTACONは、毎年8月にアメリカ東部のボルチモア市で開催される全米有数の大
規模なアニメコンベンションである。これまでも他のイベントと同様に、アマチュアからプロま
での幅広いアーティストが自作を紹介するアーティスト・アレイ・セクションを設けてきた。今
回、問題とされたのは、このうち既存のアニメやマンガ・音楽作品を基に制作されたイラスト
やマンガ、音楽の同人作品である。日本でいう版権物の同人活動と呼ばれる部分にあたる。

OTAKONの事務局は、今年からこうした作品は、著作権者の許可を受けていなければ販売
は認めないとしている。近年、米国のコンベンションでは海賊版DVDの持ち込み禁止など、
著作権遵守により強い処置が取られる傾向にある。今回は、同人作品についてもより厳しい
基準を適用したといえるだろう。今回はOTAKONだけの動きであるが、こうした動きは今後も
他のイベントに広がる可能性は高い。ただし、現在、明確に禁止しているのは既存の作品を
ベースにした作品の販売活動のみである。著作権を取っていない同人作品の展示について
は、現在検討中であるとしている。また、コスプレについても、特に触れていない。日本とアメ
リカ、ヨーロッパなどのアニメ・マンガイベントの最も大きな違いは、日本は同人誌即売が中
心なのに対して、欧米はゲスト講演やコスプレショーなどが中心なことである。実際に、日本
ほどマンガ同人誌の活動が活発な国はないであろう。
http://animeanime.jp/news/archives/2006/01/otakon129.html