会社経営を疑似体験 松阪で生徒や学生「ビジネスゲーム」
【松阪】松阪地方青少年育成市町村民会議連絡協議会は十四日、生活を
支える収入の仕組みや働くことの楽しさを知ってもらおうと、松阪市本町の
市産業振興センターで「ビジネスゲーム」を開いた。中学生や大学生など
十二人が参加して、作った紙幣を出納しながら会社経営を疑似体験した。
参加者らは中学・高校生、大学生、大人の三チームに分かれて、二十
万円の融資を元に会社を設立。用紙やサインペンなどの材料を仕入れて、
一辺が九センチメートルの正三角錐(すい)を製品≠ニして作り、売り上
げと利益を競い合った。
切り込みを入れたり絵を描いてデザインし、商品価値を高める工夫を凝
らした商品は、スタッフの消費者≠ェ値を付けて、売り上げとなる。
ゲームの結果、大学生チームは、紙以外の材料費を抑えてデザインの
企画で勝負し、利益率一位。中学・高校生チームは、売り上げで一位に
なりながら、無駄な材料費が多くて利益が少なくなってしまった。
友達二人と初めて参加した西中学校二年生の菅隆浩君は「製品を企画
するのは楽しいけれど、仕入れをきちんと考えないと利益が上がらないこと
が分かった」と話していた。
http://www.isenp.co.jp/news/_2006/0115/news04.htm