【音楽】「iPod」シェア50%超 メーカー淘汰も

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674日本経済新聞 2005年11月19日 企業2面13版
新型ウォークマン ソニー、異例の値下げ −「iPodナノ」に対抗−

 ソニーは19日、年末商戦向けのデジタル携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」を国内で一斉販売する。
米アップルコンピュータの「iPodナノ」に対抗するため、9月の製品発表時に公表した想定販売価格を
2千−5千円前後引き下げる異例の戦略を取る。
 新型「ウォークマン」のうち、フラッシュメモリー記録型商品は記憶容量が2G(Gは十億)Bの製品で、
店頭推定価格が2万7千円前後となる見通し。9月の発表時の想定価格より5千円前後安くする。
ハードディスク記録型も6GBの機種で2万9千円前後と2千円前後下げる。
 競合商品となるメモリー記録型「iPodナノ」の4GB機種は約2万7千8百円。iPodナノは日本で9月8日
に発売され、厚さ6・9oと薄さを武器に秋からの商戦を席巻。韓国サムスン電子への大量発注でメモリー
を安く調達したとされる。
 ソニーはiPodナノと同日に新製品を発表したが、実際の発売は2ヶ月以上遅れ。アップルはこの差を
利用し攻勢をかけた。このため、デジタル携帯音楽プレーヤー市場のアップルのシェアは今年前半に
ソニーが本格参入した影響で一時30%台に下がったが、9月からは50%台に盛り返した。ソニーは
年末商戦で挽回(ばんかい)し、来年以降の本格的な反転攻勢につなげたい考え。


…マージン分を少しだけ引き下げるようでw