サムスンが脅威なのは、間違いないね。
サムスンは半導体事業だけで、2012年までに、330億ドルの設備投資を表明した。
そして、2012年には、半導体部門だけで610億ドルの売り上げを目指すそうだ。
参照で、2004年のインテルの半導体売り上げが約、300億ドルだね。
半導体上位の売り上げ表:
http://imgnews.naver.com/image/018/2005/07/29/PS05072900006.JPG 実際に、この売り上げを達成させると、サムスンが半導体世界一になるのは間違いない。
かつて、主力だったDRAMのみならず、Flash Memory、システムLSI,
最終的にはCPU分野も視野に入れていると思われる。
ここまで、業績を伸ばせるとは、俺は思っていないが、
日本の半導体メーカーは、このサムスンの予想通りにさせると、ほぼ崩壊するだろう。
最近、日本企業も本当に必死になってきた。
これは、正しい動きだと思う。
日本企業同士で、潰しあうのでは無く、資金や技術を結集させて勝負する時が来ていると思う。
それに、日本企業に勝機が無い訳ではぜんぜんない。
Nand Flash Memoryだって、源泉技術は、最初に開発した東芝で、Nand Flash Memory
が生産される限り、ロイヤリティー収入がある。
(" Samsung pays Toshiba royalties for NAND, a type of flash."
http://news.com.com/2100-1041_3-5388899.html)
(韓国企業とのクロスライセンスについてだが、PDP関連での松下、LGの特許訴訟→クロスライセンス締結等を
見てもそうだが、名目はクロスライセンスだが、ロイヤリティー支払いは別にある。)
今回、サムスンが開発して、東芝がロイヤリティーを払うことになった、One NandもNand Flash memory搭載には変わりない。
それに、MLC(多値セル) Nandも東芝-サンディスクが源泉技術を保有している。
さらに、韓国は最近、急速にWON高が進んでおり、サムスンの収益の悪化も顕著だ。
(サムスンだけでなく、現代などの輸出業種はすべからく収益が悪化している。)
ま、今まで、WONが安すぎただけとも思う。(100円 = 830WON)くらいが適正だと思う。
さらに、前から言われているけど、サムスンの粉飾会計もあると、俺は踏んでいる。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/10/05/20051005000025.html これは、今年、明らかになった、旧サムスン自動車(現ルノーサムスン)の
減価償却費の縮小などの粉飾会計についての記事。
半導体事業は、投資規模が凄まじい為(特にサムスンの投資は凄まじいですね)、当然、
減価償却費も膨大になります。
その規模は旧サムスン自動車の規模とは比べ物にならないですが、これを粉飾しているとすると、
膨大な額を粉飾しているでしょう。
韓国という、一国家に対して、あまりにもサムスンという存在が巨大なので、
政治との癒着や、こういった腐敗が起こり易いのは間違いないだろう。