★米ウォルマート、「ヴォーグ」誌に初の広告掲載−高所得層狙う
8月23日(ブルームバーグ):小売り最大手の米ウォルマート・ストアーズが、
ファッション誌「ヴォーグ」に初めて広告を掲載した。イメージアップと
高所得層の顧客獲得を狙う。
ヴォーグの広報担当のエリサ・ラムリー氏によれば、9月号の8ページに
わたる広告では、芸術学部教授や資金調達者、専業主婦などの女性が登場し、
ウォルマートの衣料品を推薦しているという。ヴォーグのウェブサイトによると、
今回の広告料は約80万ドル(約8800万円)。ウォルマートは向こう2年間で
合計68ページの広告を掲載する予定で、今回はその第一弾。
ライバルのターゲットが有名デザイナーを起用して限定商品を提供したり、
富裕層顧客獲得に向けた広告を活用して売り上げを伸ばしているのに対応し、
ウォルマートも従来のディスカウント店というイメージの打破を模索している。
ウォルマートのコーポレート・マーケティング・広告・総務担当のジュリー・
ライル副社長は、同社が値下げを強調したマーケティング戦略から脱却しつつある
と説明、幅広い商品の販売を重視していく意向を示している。
Bloomberg
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aHHwmcY2jvm4