Warner Music Groupのエドガー・ブロンフマン会長兼CEOは、 新人やニッチアーティストがオンラインのみで音楽をリリースできる「eレーベル」を新たに立ち上げる計画を発表した。 一般大衆に浸透していないアーティストは数カ月ごとに数曲ずつまとめて楽曲をリリースでき、 Warner Music GroupはアルバムサイズのCDを制作するために多額の経費を掛けずに済むと同氏。 eレーベル契約を交わすアーティストはマスターレコーディングの所有権と自分の音楽の著作権を保持する。 「アルバム制作に必要な素材をアーティストに求めることはしない。われわれの耳を楽しませてくれれば十分だ」。 ブロンフマン氏はProgress and Freedom FoundationのAspen Summitで講演し、こう語った。 この保守系のシンクタンクではハイテクなどの業界のための自由市場促進に力を入れている。 Warnerのeレーベルは、テクノロジー業界とエンターテインメント業界が数年にわたる対立を経て、 新しいビジネスモデルに協力して取り組める分野の1つだとブロンフマン氏は言い添えた。