日本オラクルは、「Oracle Developer Tools for Visual Studio .NET」の無償提供を発表した。 「Oracle Developer Tools for Visual Studio .NET」は、マイクロソフトのIDE(統合開発環境)「Vi sual Studio.NET 2003」のプラグインとして使用することができる、オラクルデータベースの開発 ツール。8月2日より提供が開始される。
「Oracle Developer Tools for Visual Studio .NET」は、Microsoft .NET環境におけるOracle DB の開発を助けるものだ。Oracle Database 10gに接続してDBに格納されたオブジェクトをツリー形 式で表示、様々な操作を行うことができる「Oracleエクスプローラ」、DB内のオブジェクトをドラッ グ&ドロップ操作することで、VB.NETやC#のコードを自動的に生成する「自動コード生成」、PL/S QLのプログラムコードの編集・コンパイルが可能な「PL/SQLエディタ」などが提供される。これら のツールは、Visual Studio .NET 2003のプラグインとして提供され、Visual Studio.NET 2003の インタフェース内で操作を行うことが可能だ。また、SQLリファレンスやエラーメッセージ、PL/SQ Lリファレンスなどの日本語マニュアルがVisual Studio .NET 2003に統合されたヘルプ形式で提 供される予定。ただし、提供当初は英語マニュアルとなるという。
マイクロソフトデベロッパー&プラットフォーム統括本部パートナーテクノロジー推進部部長 長井伸 明氏は「マイクロソフトは、この度の日本オラクル株式会社様の「Oracle Developer Tools for Vis ual Studio .NET」のリリースに、心より感謝と賛同の意を表します。日本オラクル様とは、Microso ft Visual Studio Industry PARTNER (VSIP) プログラムをとおして、相互運用性を強化しておりま す。本ツールはその成果となり、Oracle データベースを使用する Windows 開発者が、より深い.N ET 統合を実現でき、Visual Studio .NET による高い開発生産性の恩恵を受けることを期待してい ます」と、Oracle DBと.NET環境のシームレスな連携と統合に期待を寄せる。