【自動車】トヨタ、渡辺新体制で「中国」「燃料電池」担当副社長新設【06/27】

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6年ぶりに社長交代したトヨタ自動車の渡辺捷昭(かつあき)新社長ら新経営陣が27日、
東京都内で就任会見を開いた。新体制では従来6人だった副社長を8人に増員、「海外」担当から「中国」を、
「技術」担当から「燃料電池」をそれぞれ分離した。渡辺社長まで3代続けて非創業家がトップに就いたが、
豊田章一郎名誉会長の長男、章男氏が49歳の若さで副社長に昇格。将来の社長含みで、コスト削減の司令塔、調達部門を担う。
世界最大の人口13億人を抱える中国は、沿岸部を中心にモータリゼーションが到来。日本自動車工業会によると、
04年の自動車市場は前年比15.5%増の507万台で、約1700万台の米国、約585万台の日本に続く国別3位に成長した。
20年には1900万台まで伸びるとの予測もあり、今後、自動車世界一の座を争ううえで、シェア確保が不可欠だ。
だが、04年のブランド別販売シェアは独フォルクスワーゲンが約2割、米ゼネラル・モーターズ(GM)、ホンダが約1割と続き、
トヨタは約2%と出遅れている。中国担当になった稲葉良●副社長は、前北米担当専務として、
世界一の巨大市場、米国でトヨタを躍進させた実績をもつ。
渡辺社長は「生産態勢や販売店網の整備など布石は打ち終わった。今後は(販売面で)中長期的に打って出る局面」
と攻めの姿勢に転じる考えを強調した。また、技術担当から独立した品質保証や燃料電池などは
「重要さが増している分野」(幹部)。中でも「次世代の環境対応車」といわれる燃料電池車では、
GMと共同で研究開発を手掛ける合弁会社の設立に向けた協議も最終局面にある。
各メーカーがしのぎを削る中、実用化で先んじることができれば、規格の標準化などで優位に立てるなど、
将来の競争力を大きく左右するだけに、担当する滝本正民副社長の手腕が注目される。(●はへんが「目」、つくりが「見」)

http://www.asahi.com/business/update/0627/105.html