◆スレッド作成依頼スレ★18◆

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800名無しさん@お腹いっぱい。
「電力線通信は学術研究の妨げになる」、国立天文台・近田義広教授

−−電力線通信の実用化に反対しているのはなぜか。

現在,天文学に携わっている人数や,これまでの研究成果だけで電波天文の価値を評価されては困る。
学術研究の価値は,電力線通信でメーカーや電力会社が得る利益とは全く質が違うものだ。
 あえて経済的な価値で比較するというなら,これまで電波天文に投入されてきた研究開発費の多くが
国民の税金であることを考えてほしい。
電波天文による発見が電力線通信の実用化によって妨げられれば,それは国民にとっての損失だ。


−−電力線通信の何が問題なのか。

電波天文は非常に弱い電磁波を相手にするため,電力線通信が普及して雑音源が増えると測定できなくなる。
また,電力線通信が出す雑音は広帯域にわたり,天体現象と傾向が近いことも懸念材料だ。
推進派が主張している,環境雑音レベルならば問題ないという考え方には同意しかねる。
電力線通信から環境雑音と同レベルの雑音が出されれば,雑音の絶対量は増えてしまう。
少なくとも,現状よりも環境雑音レベルを上げてほしくない。

そもそも強行に実用化する必要性が理解できない。電力線通信は光ファイバや無線LANで代替できる。
建物が石造りで光ファイバが引き込めなような欧州ならともかく,
日本で他の無線システムに影響を与えてまで実用化する必要があるのか

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20050824/166761/