整備新幹線のうち、4月下旬に着工が認可された北海道新幹線の新青森―新函館の起工式が22日午前、
北海道大野町の新函館駅予定地で開かれた。1972年の基本計画決定から33年ぶりの着工。
新幹線初の北海道乗り入れに向け、2015年度末の完成を目指す。
完成後は東京―新函館が現在より約2時間早い3時間40分で結ばれ、
さらに札幌までの延伸が今後の課題となる。
式には北側一雄国土交通相、坂本真一JR北海道会長、
北海道の高橋はるみ、青森県の三村申吾両知事らが出席。
尼崎JR脱線事故があったことを受け、簡素な式典となった。
新青森―新函館約149キロのうち、青函トンネル(約54キロ)を含む約82キロは新幹線規格で整備済みのため、
レールを在来線の外側に1本加えた3線軌道とする。残り約67キロはフル規格のレールを新設する。
総工事費は約4700億円で、国と地元が2対1の割合で負担する。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050522STXKG058421052005.html