米AMDは日本時間16日、100%子会社である日本AMD株式会社の代表取締役
社長に、デイビッド・M・ユーゼ氏を5月1日付で任命したと発表した。
前代表取締役社長の堺和夫氏は、代表取締役会長に昇格した。
デイビッド・M・ユーゼ氏は2005年5月に、米AMDコーポレートバイス
プレジデント兼日本AMD代表取締役社長として、米AMDに入社。前職はデル
株式会社のエンタープライズ営業本部グローバルグループ部長を務め、
デルで多くのサーバー契約を獲得するなど、国内エンタープライズ市場の
取り引きに広く従事していた。
同氏はリリース中で「AMDに最も魅力を感じたのは、真の“顧客第一主義の
革新”を通じてお客様の成功をお手伝いしたい、という熱意を全社員が
共有している点です。日本企業の顧客が各社のニーズに最適なソリューションを
選択できるように、完全な選択の自由を享受して頂くべく、鋭意努力して参る
決意です」と述べている。
日本AMDの代表取締役会長に就任した堺和夫氏は、「今後は、業界内の
先見性あるビジネス・パートナーとの連携強化を中心に活動する」とし、
デイビッド・M・ユーゼ氏については、「エンタープライズ・
コンピューティング分野における彼の豊富な経験は、私の役割を完全に
補完するもので、日本のエンタープライズ市場におけるAMDのリーダー
シップ発揮を実現してくれるだろう」とコメントしている。
折しも国内では、公正取引委員会からインテルに対する排除勧告が
出されており、世界で米国に次ぐ規模を誇る日本のエンタープライズ市場での
AMDの躍進が期待される。
(PC-Watch 2005年5月16日)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0516/amd.htm