石油輸出国機構(OPEC)議長のアフマド・クウェート・エネルギー相は4日、
原油価格の高騰を受けて加盟各国と増産協議に入ったことを明らかにした。
市況次第では、2週間以内に日量50万バレルの増産を決める可能性があると述べた。
OPECは3月のイランでの総会で、原油生産枠を日量2700万バレルから
50万バレル増やすとともに、高値が続けばさらに50万バレルを5月にも追加増産すると決めた。
ただその後、価格がやや落ちついたため、アフマド議長は先週、追加増産の延期を示唆していた。
同議長は加盟国との協議は2日前から始めたといい、仮に増産を決めても実施は
5月からになる見込みだと指摘した。また、「現状では原油の供給不足は起きていない」と強調した。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050404AT2M0401B04042005.html