松下電器産業と韓国LG電子はプラズマパネルに関する特許を相手側が侵害しているとして昨秋から
争っている問題で、近く和解することで基本合意した。現在、条件を最終的に詰めているが、松下が
特許使用料を受け取るほか、特許の利用を認め合う内容となる見通し。松下は今回の紛争を通じ、
経営資源を集中するプラズマ分野の知的財産権を強く主張する姿勢を内外に示せたと判断、
LGと歩み寄る。
両社は昨年11月に日韓で起こしていた提訴や販売差し止めの申し立てをすべて取り下げる。
相互に特許侵害を主張していたのは、プラズマテレビの基幹部材であるプラズマパネルの関連技術。
同パネルの2004年の世界シェアでLGは二位、松下は三位と激しく競り合っている。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050402AT1D0109H01042005.html