多くのアニメ制作会社、メーカー、放送局などが出店する「東京国際アニメフェア
2005」が開幕した。開催期間は2005年3月31日から4月3日まで。31日、1日は海外からの
商談も行われるビジネスデー。週末となる2日、3日は、人気声優が登場するイベント
なども行われる一般日になる。
2002年から始まった「東京国際アニメフェア」は、アニメ産業の振興と育成を図る
ために、東京都とアニメ関連企業・団体とが実行委員会を組織し開催。各出展企業に
よる「見本市」、優秀な作品を選定し表彰を行う「コンペティション」、シンポジウムや
ステージイベント、特別企画展などの「イベント」の3つで構成されており、まさに
アニメビジネスの総合国際見本市となっている。昨年は4日間で、のべ7万人を超える人が
来場し、「東京国際アニメフェア」に対する期待度もますます高まっている。
「東京国際アニメフェア」が、他のアニメ・ゲーム系イベントと大きく違うのは、玩具や
パッケージメーカーだけでなく、実際にアニメを制作しているスタジオが参加している
ことだろう。今回も、そんなスタジオブース内では、これから放送される最新アニメが
多数紹介されているだけでなく、中には企画段階というタイトルもあり、雑誌メディア
よりも早い情報が並んでいることもある。また、会場を歩くとあちこちでキッズ向け
作品を見ることもできるし、今年設置された「特別功労賞」を受賞した方々の功績を
展示したブースもある。
アニメファンというより、アニメを知っている人なら誰もが楽しめるイベント。「東京
国際アニメフェア」の舵は、しっかりとした進路に向け切られているようだ。
http://eg.nttpub.co.jp/news/20050331_03.html 関連ニュース
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050331/tiaf.htm