桜の花のリキュールはいかが――。奈良県吉野町の酒造会社が奈良県工業技術センターと、
びんの中に桜の花が漂うリキュールを共同開発、発売した。焼酎ベースの「さくらさらさら」と
清酒ベースの「桜一滴」で、食用に無農薬栽培した八重桜の花を焼酎や清酒と一緒に瓶詰めした。
地酒「やたがらす」などを醸造する北岡本店が、「吉野山の桜のイメージに合った酒を造りたい」と
工業技術センターに相談し、3年がかりで共同開発した。桜入りの清酒はあるが、
リキュールはほとんど例がないという。
「さくらさらさら」はオリゴ糖やリンゴ酸を配合しており、食前酒向き。
500ミリリットル入りが1200円、200ミリリットル入りは600円。
「桜一滴」は清酒本来の風味を残し、淡いピンクに着色した。
着色料以外の添加物は使っていない。500ミリリットル入りで1300円。
Nihon Keizai Shimbun, Inc
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/25617.html