NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、ADSL設備の設置や光ファイバの
敷設が困難な場所でも、マルチホップ型の無線LAN装置を用いてインターネットへの
アクセスを提供するソリューションを提供開始します。
本ソリューションの提供第一弾として、米海兵隊岩国航空基地(山口県岩国市)に駐留
する住民に対するワイヤレスインターネットサービスについて、10年間(最長)のサービス
提供契約を海兵隊コミュニティサービス部門(MCCS)から受注いたしました。今年度内
に設備構築を始め、平成17年度第2四半期でのサービス開始を予定しています。
1.ソリューション概要
岩国基地では、ADSLサービス用ノード装置の設置や光ファイバの敷設が困難であった
ため、有線による配線が不要なマルチホップ型の無線LAN装置を用いてワイヤレスインター
ネットの商用サービスを提供します。岩国基地内の居住エリアを中心に、約3km2の範囲を
無線LANのみでカバーします。これにより、現在、ダイヤルアップでのインターネット接続
しか利用できない住民も、快適にブロードバンドサービスの利用が可能となります。
2.技術詳細(別紙:システム構成
http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0003/0309a.html )
今回、岩国基地向けに採用するマルチホップ型の無線LAN装置は、米国カリフォルニア
州に拠点を置く、トロポス・ネットワーク社の製品で、IEEE802.11g仕様に準拠しています。
同社の製品は、無線LAN基地局同士がメッシュ状に電波で接続され、データがバケツリレー
式に中継されていくため、従来のようにすべての無線LAN基地局に対してバックボーンに
抜ける回線を接続する必要がなく、配線工事が大幅に緩和されます。
続きはコチラ
http://it.nikkei.co.jp/it/news/release.cfm?i=2005030904885j6 日本経済新聞社 2005/03/09
※関連ニュース
NTTコム、無線LAN基地局同士をつなぐ新型ブロードバンド接続サービスを開始
http://it.nikkei.co.jp/it/news/topics.cfm?i=20050309zn003zn 日本経済新聞社 2005/03/009/18:07