コニカミノルタホールディングスはインターネットを通じて集中管理できるネットワーク型
印刷機市場に本格参入する。5月から経理関連の社内書類などを印刷できるシステムを販売する。
本社に置いたサーバーからの指示で、支店などの拠点で必要な分の書類を出力できる。
拠点間の書類の配送負担が軽減できることなどを売り物に、オフィス用印刷機市場で先行する
富士ゼロックスを追撃する。
発売するのは「多極分散型帳票オンデマンド出力システム」。コニカミノルタホールディングス傘下で、
事務機子会社のコニカミノルタビジネステクノロジーズ(東京・千代田)が開発した。
価格は約1000万円で、初年度に30億円の売り上げを見込む。
本社などに置いたサーバーと、各拠点の高速印刷機をインターネットや構内情報通信網(LAN)
などで結び、サーバーからの遠隔操作で伝票や領収書などを自由に出力する仕組み。
多くの企業は本社などにある大型印刷機で作成した社内書類を支店などの各拠点に配送しており、
新システムの導入で物流費の削減などに役立つという。
http://it.nikkei.co.jp/it/news/newsCh.cfm?i=2005030709528j0