Eolasとカリフォルニア大学がMicrosoftを相手取って起こしたブラウザ特許訴訟の控訴
審で、Microsoft敗訴の一審判決が覆された。
米MicrosoftがEolas Technologiesの特許を侵害しているとして5億2060万ドルの支払い
を命じられた訴訟の控訴審で、米連邦控訴裁は3月2日、一審の判断を破棄し、審理の
やり直しを命じた。
この訴訟ではEolasとカリフォルニア大学がMicrosoftを相手取り、双方向コンテンツを
Webサイトに組み込む技術をInternet Explorerブラウザで不正利用されたと訴えている。
これはインターネットで一般的に使われている技術。Eolasが1999年にMicrosoftを提訴、
その後カリフォルニア大学が加わった。
2003年8月の陪審評決ではMicrosoftが敗れ、損害賠償5億2060万ドルの支払いを命じ
られた。シカゴにあるイリノイ州北部地区連邦地裁のジェームズ・ゼイジェル判事も昨年
1月、この陪審評決を支持した。
Microsoftは首都ワシントン巡回区連邦控訴裁に控訴し、12月に口頭弁論が行われた。
同控訴裁は2日、Microsoft敗訴の一審判決を覆し、新たな審理を命じたと、Microsoftは
電子メール経由で送信した声明で説明している。
「Eolasの特許訴訟で地裁評決を覆し、審理を差し戻すという本日の控訴裁の決定は、
Microsoftのみならず、インターネットユーザーにとっての明白な勝利だ。当社はこれまで
一貫してEolasの特許は無効だと訴えており、本日の決定は当社の立場がはっきりと肯定
されたものだ」。Microsoftは声明でこう述べている
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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0503/03/news011.html アイティメディア(株) 2005/03/03/07:47
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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0412/10/news017.html アイティメディア(株) 2004/12/10/07:59