ライブドア <4753> が前日比33円安(7.27%)の421円の安値引けで
午前中の取引を終えて、急落すると同時に、同社が買収を仕掛けた
ニッポン放送 <4660> の株価も一時、前日比960円安(12.24%)の6880円まで
下落して大幅安となった。
フジテレビは先週末10日、ライブドアの買収攻勢への対抗処置として、
既に発表したニッポン放送のTOBの最低取得目標株数を発行株式総数の
50%以上から25%以上へ引き下げることを発表。
フジテレビの発表は、親会社が25%以上の株式を保有した場合には
子会社は親会社に対する株主としての議決権を失うという商法の規定を利用し、
仮にライブドアがニッポン放送の経営権を取得したとしてもその影響が
フジテレビに波及しないようにニッポン放送のフジテレビへの株主議決権を
失わせることにTOBの目標を変更したものと見られている。
当初、ライブドア有利と見込んでいた投資家も多く、ライブドアの買収成功を
見込んでライブドアやニッポン放送の株を買った投資家にとっては
さながらバレンタインデーの悲劇といった状況となっている。
尚、フジテレビ <4676> の株価は一時、前日比6000円高(2.64%)の
233000円まで上昇するなど高い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050214-00000003-tcb-biz