【水産】中国産アサリに「熊本産」 宮城・福島で流通、産地偽装の疑い [05/02/10]

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中国から輸入されたアサリが「熊本産」と表示され、宮城、福島両県などの水産加工業者を通して
販売されていることが10日、分かった。北朝鮮産についても同様に国内産として出回っている可能性が高く、
農林水産省は産地偽装の疑いがあるとして、中国産、北朝鮮産の実態調査を進めている。

JAS(日本農林規格)法は、出荷調整や砂抜きのため国内で一時蓄養した輸入貝類について
「輸出国を産地と表示する」と定める一方、生鮮食品全般について「畜産物のように産地が
複数にまたがる場合、飼育期間が最も長い飼養地を産地とする」と規定している。

中国産アサリについて、宮城県内の業者は「原産地は中国と聞いているが、有明(熊本)で寝かせておいたというので、
熊本産で販売している」と説明。「韓国産を韓国産と表示販売したこともあるが、安い国内産が参入してきたので売れなくなった。
そこで熊本産に切り替えた」と話す。

福島県内の業者は「アサリの殻は1カ月で蓄養場の環境に合う色に変わるので、
元の産地が分からなくなる。産地の特定は無意味だ」と話しながらも、中国産を熊本産と表示し販売したという。

一方、輸入水産物の流通に詳しい複数の関係者は「北朝鮮から輸入後、国内で蓄養されずに直接、
各地の加工業者に運ばれ、国内産として売られるルートもある」と証言。「偽装の実態に農水省は厳しくメスを入れるべきだ」と指摘する。

輸入アサリの仕入れ値は、国内の天然アサリに比べ、1キロ当たり100円程度安いとされ、
産地のイメージに加え、価格差も国内産表示にこだわる要因とみられる。

財務省貿易統計などによると、アサリの国別輸入量(2004年)は北朝鮮の約3万2000トンを筆頭に、
中国の約1万2000トン、韓国の約9000トンの順に多い。国内の総生産量(03年)は約3万7000トン。


ゼンブン
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/02/20050211t73019.htm

【水産】島村農相「偽装防止のため北朝鮮産アサリ、原産地表示を調査」【02/01】
http://money3.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1107228831/