【独自取材】マスコミの労働環境を「格付け」した異色の本が出版 最大のタブー「電通」にもメスが

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3ブルーベリーうどんφ ★
---渡邉氏はかつて日本経済新聞社に在籍していたが、そのこととランキングで日経が最下位になっていること
は関係あるのか?
「もちろんある。事実関係をよく知っていて情報の提供も多いから、プロとして自信を持って評価を下している。
何を聞かれても、評価理由となっている具体的な事実関係をいくらでも説明できる。客観的な基準に基づいて
いるので、たとえば報酬水準は最高点の5をつけている。評価が妥当か否かは、読者が、本文に記された事実関係
を読んで判断すればよいのであって、私が下している評価を鵜呑みにする必要はまったくない。
 私は4年前に日経と裁判をやったほど、日経の企業体質に問題意識を持っていた。それは一昨年、昨年の内部告発
とトップ辞任に至る一連の不祥事で証明されたが、一番最初に不健全な体質を批判したのは私だ。
 企業体質というのは、人が大幅に入れ替わらない限り変わらない。1人の首をすげ替えてもまた繰り返すし、
規制に守られたマスコミは市場原理が働かず悪いものが淘汰されないので、マスコミ企業は特に外部から監視を
続ける必要がある。だからちゃんと取材をして、本を出して、具体的に行動していく。
 ネットで不確かな情報をもとに愚痴ったり冷やかしたりしていても世の中、何も変わらないから」

(取材・ブルーベリーうどん)