日本ケンタッキー・フライド・チキンが21日発表した2004年11月期の連結決算は、
最終損益が4億7000万円の赤字(前の期は11億1000万円の黒字)だった。
鳥インフルエンザ発生による売り上げ減と減損会計の適用による特別損失が響き、
1990年の上場以来、初の赤字決算となった。連結売上高は前期比0.2%減の736億円だった。
昨年1月に国内で鳥インフルエンザが発生したため消費者が鶏肉を敬遠、
1―3月は売り上げが大幅に減少した。辛口や和風の新商品を投入し、後半は盛り返した。
経常利益は前期比44%減の14億6000万円。商品の安全性を訴える広告宣伝費用など経費がかさんだ。
赤字店などに関して減損損失12億円を特損に計上した。
2005年11月期の連結売上高は前期比7%増の788億円を見込む。
鳥インフルエンザの影響がなくなり、既存店は5%増収を計画。
経常利益は65%増の24億円の見通しだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050121AT2D2101721012005.html