デサント(大阪市天王寺区)、アシックス(神戸市中央区)、ミズノ(大阪市住之江区)の
スポーツ用品大手各社が相次ぎ乳幼児向けシューズの市場開拓に力を入れ始めた。
少子化を背景に、世帯当たりの子供関連品目の消費が高水準で推移する中、育ち盛りの
乳幼児に対しても、多少高価でも足に負担の少ないシューズを選ぶ親が増えてきたためだ。
外反(がいはん)母趾(ぼし)などの足の障害に対し、今まで以上に親が注意を払う傾向にもあり、
科学的アプローチによる商品づくりが得意なスポーツシューズメーカーの出番というわけだ。
各社とも子供の足の成長を分析。足に合ったシューズをはくことで、
親指が外側に曲がる外反母趾を防げるといったメリットを強調している。
民間シンクタンクの矢野経済研究所によると、2003年度の子供用シューズ市場は、
商品の充実や子供の成長に合わせた靴選びをする親が増えていることなどにより、
前年度比21.9%増の約110億円と、初めて100億円の大台を突破した。
今後も市場は拡大する見込みで、各社とも新商品を積極投入し、成長市場をリードしたい考えだ。
(一部略)
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/art-20041226211032-JGYNABLQUG.nwc