ビール酒造組合が10日にまとめたビール主要5社のビール・発泡酒の11月の総出荷量は、
ビール・発泡酒合計で前年同月比2.6%減の3824万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と、
4カ月連続で減少した。1〜11月累計出荷量の会社別シェアでは、アサヒビールが41.6%になり、
初めて年間で4割を超えることが、ほぼ確実になった。
アサヒの首位は4年連続。これまでの最高は03年の39.9%だった。
ただ、この統計に入らないサッポロビールの「ドラフトワン」など
“第3のビール”(ビール風酒類)の需要が伸びている影響を受けて、
ビール・発泡酒の合計出荷量自体は減少しており、手放しでは喜べない状況だ。
11月実績で、ビールは同1.7%減の2406万ケース、発泡酒は同4.1%減の1417万ケースだった。
好天で気温の高い日が多かったため、10月実績のビール同6.9%減、発泡酒同12.3%減より減少幅は改善した。
メーカーが自主的に公表している“第3のビール”の出荷量は223万ケースで、
発泡酒と第3のビールの合計の13.6%を占めた。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041211k0000m020030000c.html