★上半期の倒産件数、10年ぶり7000件割れ・帝国データ
民間調査会社の帝国データバンクが15日発表した2004年4―9月期の全国企業倒産集計(負債
1000万円以上)によると、倒産件数は前年同期比17.9%減の6847件だった。半期ベースで7000件を
下回るのは10年ぶり。倒産件数の減少傾向が明らかになった。
今年上半期の負債総額は前年同期比43.1%減の3兆1411億円で、4兆円割れは8年ぶり。負債
総額1000億円以上の大型倒産は1件だけだった。帝国データでは「政府による中小企業支援策の
利用増加などが背景にあり、企業の自律的な回復による倒産危機の終息とは言い難い」と分析
している。
同日発表の9月の倒産件数は前年同月比9.6%減の1119件になり、21カ月連続で減った。負債
総額は同63%減の4177億6900万円だった。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20041015AT1F1501515102004.html