★「夢の軽量車」開発 車体の7割がプラスチック
高岡市のプラスチック成形メーカー、タカギセイコーは二十六日までに
自社の成形技術力を生かし、車両ボディーの七割をプラスチック製とした
「プラスチックカー」を開発した。環境保全に関心が強まる中、軽量化を
図れるプラスチック部品の活用は欠かせず、同社では、耐熱性などの
機能を強化した上で「夢の車」の実用化を目指す。
四輪車両部品の製造を行う同社は一年前、プラスチックカーの開発
チームを編成した。車体のデザインからボディー形状の検討など全工程を
自社技術で進めた。
開発されたプラスチックカーは二人乗りの軽自動車。同型車両で各メーカー
平均15― 20%のプラスチック部品比率を、国内最高の75%に高めた。
社員から公募した車名は、社名のタカギセイコーと「アタッカー(攻撃者)」を
かけた「タッカー」とした。第一号の開発事業費は三千万円に膨らんだが、
実用化されれば、部品同士の溶接、プレス工程も必要なく、大幅なコスト
削減が可能になる。羽場光明社長は「従来型の車両から約30%の軽量化が
可能だろう。プラスチックボディーの時代が必ず来る」と話す。
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