美味続々 下関・南風泊 フグ初競り
フグの取扱高日本一の山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場で四日未明、天然トラフグの初競りがあり、
本格的なフグの季節が到来した。
午前三時十分、ベルの合図で競り人の威勢のいい掛け声が響き、同市場独特の「袋競り」が始まった。
黒い布袋の中で仲買人が競り人の指を握って競り値を決め、水揚げされた約六百キロのトラフグが次々と
競り落とされた。大半は関東、関西の料亭に出荷される。
今年の初競りは、台風の影響で漁が不調だったため、例年より約一週間遅れた。一キロ当たりの最高値は
昨年より二千円高の一万七千円だった。同市場は「台風で入荷量が少なかったためでは」とみている。
この日、競りにかけられたのは日本海で取れた外海ものと、瀬戸内海で取れた内海ものがそれぞれ
約三百キロずつ。関係者から「この時期にしては内海ものが大きい。こんなシーズンは漁が早く終わる」と、
内海での漁獲量の減少を懸念する声も上がっていた。
(西日本新聞) - 10月4日14時31分更新
(Yahoo!JAPAN)
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