◇施設野菜など3業態
農林水産省の福島統計・情報センターは16日、03年度の農業経営統計調査の県内結果を発表した。
経営規模が一定以上の担い手農家層についてサンプリング(抽出)調査したもので、農業所得は稲作農家が313万円、
最も多い酪農農家で794万円だった。時給換算すると稲作農家が3613円、酪農農家が1565円と突出しているほかは、
果樹や野菜、肥育牛農家はいずれも200〜800円台と他産業に比べて低かった。
調査結果によると農業所得は額が多い順に
▽酪農794万円(平均飼育頭数35頭)
▽施設野菜447万円(平均作付面積2959平方メートル)
▽露地野菜389万円(同1・73ヘクタール)
▽果樹329万円(同1・52ヘクタール)
▽稲作313万円(同2・67ヘクタール)
▽肥育牛283万円(平均飼育頭数63頭)――だった。
一方で、農業労働1時間当たりの農業所得は、労働時間が638時間と最も短い稲作農家が3613円でトップだった。
以下
▽酪農1565円
▽露地野菜808円
▽施設野菜664円
▽果樹552円
▽肥育牛260円で、施設野菜以下は県の最低賃金を下回る水準だ。
同センターは「農家の所得状況について、就農希望者は参考にしてほしい」と話している。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040917-00000078-mailo-l07