農林水産省は、植物の新品種を知的財産権として保護するための「Gメン」を置く。新品種の開発者の求めに応じて、
国内外で違法に栽培された「海賊版」がないかどうかを、DNA識別技術などで鑑定する。
05年度予算の概算要求に5人分の配置費を盛り込む。果実や花、穀類などの新品種を開発した個人・団体は、
国に登録すると「育成者」としての権利が与えられ、他人は無断で栽培できなくなる。
しかし、これらの種苗を不正に入手して栽培する事例が内外で続いている。
不正な栽培とGメンが判断すれば、連絡を受けた育成者が税関に輸入差し止めを申請し、国内への流入を水際で阻止する。
Gメンは、新たに登録申請された品種が既存品種と異なるかどうかを識別する、
農水省所管の独立行政法人・種苗管理センターに所属させる予定だ。
http://www.asahi.com/business/update/0818/060.html