Meta Groupの最新の調査結果によると、特定のスキル保有者に対するニーズは
上昇しているにも関わらず、IT関連の業務に従事する人の勤労意欲は
過去最低のレベルにまで低下しているという。
調査の対象となった650社の企業うち72%が、IT業界の雇用が頭打ちに
なっていることが業界従事者の労働意欲を低下させていると回答した。
また、半数以上の企業が、今年に入ってから従業員が辞職したと回答している。
同調査から、データベース管理システム(DBMS)やウェブ基盤技術など、
複数分野のスキルに対する需要が今年も依然として高いことが分かった。
これは、企業が引き続き社内のITインフラを構築しており、蓄積し続ける
膨大な量のデータを効率よく管理したいと考えていることに起因する。
このほかに需要が高かったのは、OracleやJavaアプリケーション管理および
ネットワークといった分野におけるソフトウェア開発スキルだ。
Meta Groupによると、需要の高いスキルはここ数年変わらないという。
これは、こういったスキルを開発するための(企業側の)努力がまだ不十分
であることの現れだと同社はいう。
また、IT関連業務に従事する人の給与は、ITと関係のない業務に従事する
人と比べて、少なくても20%は高いということも今回の調査から
明らかになった。
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000050156,20069160,00.htm Cnetjapan 2004/06/10 15:04