デジタル家電を無線でつなぐWPAN(Wireless Personal Area Network)を
実現するための技術が注目を集めている。すでに実用化されている
Bluetoothや、最大480Mbpsの速度を持つウルトラワイドバンド(UWB)
がその代表格だが、横須賀リサーチパークでは1Gbps超の高速通信を
実現させようという取り組みも進んでいる。
WPANは無線LANに比べて伝送距離が短いものの、伝送速度が速く、
電力消費量が少ないという特徴がある。
ミリ波WPANは60GHz帯を利用した通信技術で、通信速度が1Gbps以上
(通信距離10m以上)という点が最大の特徴だ。
現在はIEEE 802.15委員会内で物理レイヤー(PHY)に関する標準化が進められている。
IEEE 802.15.3cとして2003年9月にInterest Group(分科会)を結成し、
2004年3月にはStudy Group(研究会)に昇格した。参加企業としては、
NECや沖電気工業、村田製作所のほか、IBM、Motolora、Texas Instruments
などがある。
今後は技術的な仕様を固め、2004年内にTask Groupへの昇格を目指すという。
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20069058,00.htm 永井美智子(CNET Japan編集部)2004/06/07 14:36