明治安田生命保険は28日、合併後初めてとなる2004年3月期決算を発表した。
本業のもうけにあたる基礎利益は、合併前の明治生命保険と安田生命保険の03年
4―12月期の実績と、合併後の1―3月期との合算ベースで4627億円となった。2社
の2003年3月期の単純合算に比べ5%増。平均予定利率の低下による逆ざや額の
減少などが寄与した。記者会見した山本芳夫専務は、「新会社は昨年提示した06年
度に(契約高が)純増に反転する計画はいささかも変わっていない」と強調した。
また山本専務は、三菱自動車(7211)から出資要請がきていることを明らかにした
上で、「前向きに検討している。ただ正式な機関決定はしていない」と述べた。一方、
UFJグループの増資についての要請はないという。
収益の源泉となる保有契約高(個人年金と個人年金保険の合計)は、2003年3月
期末(2社合算ベース)時点に比べ7%減の168兆9665億円となった。新契約高も
13兆393億円と19%減少した一方で、解約・失効高は19兆4866億円と5%減だった。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040528AT3L2805J28052004.html 依頼617