Cisco Systemsは25日(米国時間)、大手通信事業者向けの新型ハイエンドルー
タを発表すると見られている。同社はこの製品により重要な市場で競合他社を
出し抜きたい考えだ。
Ciscoに近い情報筋によると、「HFR」(Huge Fast Router)という開発コード
名で呼ばれていたこの製品は、同社の20周年記念イベントで披露され、同時に
「CRS-1」(Carrier Routing System-1)という正式な製品名も発表されるという。
この新型ルータは、膨大な量のインターネットトラフィックを扱う通信事業者
のネットワーク向けに設計されており、いくつかのハードウェアをクラスタ化
し、1つのルータとして機能させることが可能だ。これは次世代型ルータを特
徴付ける機能の1つで、Ciscoがこの機能を備えたルータを開発したのは今回が
初めて。
CiscoはCRS-1の開発に4年の歳月を費やしたが、その間、詳細については沈黙
を守り、それどころか製品の存在すら否定し続けてきた。この記事についても、
同社はコメントを避けた。
派手な宣伝と秘密主義を使い分けたCiscoの巧妙な売り込み作戦にも関わらず、
CRS-1はすぐには同社の業績向上に貢献しないと見られている。そのため、
Ciscoと競合するJuniper Networksなどの大手企業やAvici Systemsなどのより
小規模な企業にとっては、市場シェアを獲得する時間がさらに増えることにな
る、とアナリストらは指摘している。
- シスコの新型ハイエンドルータ「HFR」がついに発表へ(News.com)
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20068845,00.htm # 25日に米カリフォルニア州サンタクララのCisco本社で発表会が行われる予定
になっています。詳細が判明しだい続報を貼ります