【金融】UFJ不良債権新たに1兆2千億円…頭取直撃
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名無しさん@お腹いっぱい。:
UFJ、三菱東京と統合へ2004/07/14, 03:30, 日経速報ニュース, 894文字
UFJグループは13日、三菱東京フィナンシャル・グループと経営統合に向けた交渉に入る方針を固めた。週内にも臨時取締役会を開き、正式に申し入れる。
不良債権処理や収益力強化を万全に進めるには単独では難しいと判断。再編で生き残りを目指す。信託を含めた全面統合を前提にしており、同日、住友信託銀行に対しUFJ信託銀行の売却を白紙撤回する意向を伝えた。
三菱東京も統合に応じる意向だ。両グループを合わせた総資産は約190兆円とみずほグループを大きく上回る世界トップのメガバンクが誕生。日本は3大金融グループ時代に突入する。
UFJは金融庁にも統合へ向けた交渉に入ることを非公式に伝えた。これとは別に三菱東京もUFJとの統合に関心があるとの意向を金融庁に伝えている。金融庁もメガバンク同士の
再々編が金融再生の総仕上げにつながるとして今回の統合を支援する姿勢を示しているもようだ。
UFJは14日にも臨時取締役会を開き、三菱東京との統合交渉入りと住友信託への信託銀売却の断念を決議する。三菱東京も交渉申し入れを受け、統合の検討に入る。両グループは具体的な枠組みを詰め、
月内にも正式発表する。合併比率、新グループ名などは特別チームを作って協議する。
有力な経営統合案はまず今年度中に持ち株会社の三菱東京フィナンシャル・グループ(MTFG)とUFJホールディングスが合併。当面は傘下に東京三菱銀行、三菱信託銀行、UFJ銀行、UFJ信託銀行の四つの子銀行を置く。
1、2年後に4行を再編し、都市銀行、信託銀行1行ずつに集約。
系列の証券会社、保険会社などの再編も検討課題になる。
三菱東京は旧財閥の三菱グループを背景に強固な大企業取引と財務基盤を持つ半面、個人や中小企業向け業務が弱く、貸出金がみずほより20兆円少ない45兆円程度にとどまっている。
一方、UFJは小口取引に強い。統合により法人、個人の双方で圧倒的な力を持つ。信託部門でも年金などあらゆる分野で国内トップになる。
UFJは6月に検査忌避行為などを理由に四つの行政処分を受けた。金融当局が旧経営陣の刑事告発に踏み切る可能性もあり、試練に直面している。