もうけになる特許ライセンス契約の魅力に引かれ、画期的な技術を大金に
換えようともくろむ特許専門企業が、ハイテク業界に増えつつある。
こうした新興企業はたいてい、シリコンバレーの元幹部が経営に関わり
未使用の特許を企業から買い集めたり、特許売買契約を仲介したり、知識を
新たなビジネスに換える「特許投資銀行」としての活動したりしている。
Intelの元特許訴訟・ライセンス担当責任者で、現在は発明の買い取りを事業と
する企業Intellectual Venturesのマネージングディレクターを務めるピーター
デトキン氏は、「発明家が知的財産を金に変えられる新たな手段を生み出そうと
全力を注いでいる」と話す。Intelでライセンス担当ディレクターを務めていたこと
もあるエプステイン氏は、「特許を価値に換えるという行為は、錬金術的な手法で
はない。適当な賢者の石を手に入れても、特許は金に変わらない」と語る。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0404/13/news039.html