【半導体】エルピーダ、ルネサス等半導体産業総合スレッド part3

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214名無しさん@お腹いっぱい。
ルネサスに税制の壁――上場・人員削減で日立・三菱に負担の恐れ

統合時の優遇裏目
 二〇〇三年四月に日立製作所と三菱電機の半導体事業を統合して発足した
ルネサステクノロジは十四日、フラッシュメモリー(電気的に一括消去・再書き
込み可能なメモリー)の事業拡張計画を発表した。デジタル景気の追い風を
受け、二〇〇四年三月期は当初計画を上回る業績を達成したもよう。だが
今後の事業拡大に向け頭の痛い問題も浮上してきた。統合時に活用した企業
再編の優遇税制が逆に今、足かせとなっているのだ。

(略)

 だが同社には前途洋々とはいえない事情がある。半導体需要が回復する
現在は半導体各社にとって、余剰設備の整理などを進める一方、積極投資で
競争力を高める格好のチャンス。にもかかわらずルネサスは思い切った手を
打てないでいる。
 「年内の上場はあきらめたようだ」――。複数の関係者によると、ルネサスが
ひそかに検討していた株式上場計画が暗礁に乗り上げている。
 本来、日立と三菱が半導体事業を分離、独立会社にしたのは専業メーカー
として機動的に資金を調達、事業展開できる体制にするのが狙い。株式上場は
当然、その延長線上にあるはずだ。
 「非常に難しい問題。簡単にはいかない」。ルネサスの長沢紘一会長も上場
には慎重な発言。問題は発足時に活用した企業再編税制にある。