NTTインターネット(東京都新宿区、野々市谷健社長)はこのほど、公共料金などの支払いについて、「マル
チペイメントネットワーク」(MPN)を利用して支払った料金情報(MPN収納情報)と、コンビニエンスストアで支払
った料金情報(コンビニ収納情報)を企業や自治体などへ通知する統合決済サービスを始めた。まず日本放
送協会(NHK)の受信料収納サービスへ提供する。
MPNは公共料金を金融機関の窓口や口座振替などで払う従来の方法の代わりに、金融機関と自治体などを
ネットワークで結び、パソコンや携帯電話のインターネットバンキングなどを利用して24時間どこからでも払え
るようにする方法。支払いやすくなることで収納率が上がり、納付結果もすぐにわかるなどの利点があるが、
企業などが直接MPNと接続しようとすると設備投資や維持費がかかる問題があった。
同社は費用削減をはかろうと、MPNに接続した「MPN共同利用センタ」で収納情報を企業などに一括して伝送
するサービスに取り組んできた。今回、センタの機能にATMやパソコンなどからMPNへ支払いができる「オンラ
イン方式」を追加。さらにコンビニ収納情報のリアルタイム伝送サービスと組み合わせ、同社のシステム内で
収納情報を一元的に管理し、統合決済サービスとして手軽に利用できるようにした。
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20040405org00m300101000c.html