NTTソフトウェア(横浜市中区、鈴木滋彦社長)は11日、iモード対応携帯電話とパソコンを利用して、
移動中の車両の位置情報を管理するシステム「びずもに」を4月1日から販売すると発表した。
iモード携帯とパソコンを使い、サーバーなどが不要なため、費用が安く管理しやすいという。
車両には、アイ・オー・データ機器製の小型GPS端末「ケータイサイトGPS(PDC-GPS)」を接続した
iモード携帯を載せる。事前に決めた通知設定場所を車両が通るたびに、その位置が管理用パソコンに
メール送信され、パソコン画面の地図上に表示される。
管理用パソコンに登録したメールアドレスに、車両の現在位置をメール送信することもできる。
ゼンリンの地図データベースを使っており、道路のほかに住宅地図のように建物の形も表示でき、
縮尺を変えて詳細な市街地図にして見ることもできる。
宅配運送、介護施設、幼稚園などの送迎バスなどへの利用を想定している。
幼稚園の送迎バスなら、現在位置を幼稚園内のパソコンに送信し、園児の保護者にバスの現在地を知らせ、
送迎の待ち時間を減らすなどの使い方ができる。
今後、発売されるGPS内蔵の携帯電話へも順次対応していく。
1ライセンスで計50台までの車両に対応でき、価格は1ライセンス当たり63万円(税込み)。
初年度は5000万円の売上高を目指す。
http://www.mainichi.co.jp/digital/mobile/today/1.html